昨年のことになりますが、型絵染め作家岡本隆志・紘子さんの工房を訪ねました。
岡本さん夫妻は型絵染めの作家の中で最も好きな作風で、特に奥様の紘子さんはかわちやが一番最初に手に入れた型絵染めの作家さんなので、とても思い入れがあり、今回の工房訪問は楽しみでもありました。
上の写真はかわちやが最初に手に入れた岡本紘子さんの名古屋帯です。
神奈川県湯河原という風光明媚な場所に岡本夫妻の工房はあります。
初めて訪れた場所でしたが、どこか懐かしくゆっくりとした空気感を持った町。
たくさんの作家さんがそうであるように、自分のリラックスできる環境を求めて移り住み、そこで心おきなく創作活動に励むなんて言いますが、
岡本さん夫妻が型絵染めの製作にこの地を選ばれたのもなんとなくわかるような気がします。
駅につくと奥様の紘子さんがすでに迎え
に来ていただいており、工房まで徒歩で十数分間、たわいもない会話をしながら紘子さんの人柄に触れる時間。
はじめてお会いしたにもかかわらず、話しやすい雰囲気を作っていただいて、ふんわりと優しい作品と紘子さんの人柄が一致したような気がしました。
工房に到着すると、ご主人の隆志さんともご対面。お二人とも作家さんにありがちな気難しそうな(作家さんに怒られそうですが・・・)雰囲気はみじんもなく、型絵染の手順を丁寧にひとつづつ教えて頂けました。
余談になりますが、お二人の出会いのエピソードなんかもお話して頂けました。
型絵染作家 岡本隆志・紘子さん夫妻をたずねて②につづく