色無地とは
白生地を一色に染めたものを色無地といいます。地紋のあるものと地紋のないものがありますが、基本的にはどちらも用途は同じです。色無地の利用の仕方は紋を付けたものと紋のないものと大きく分けると2種類あります。
紋なしは、普段着感覚で着ることができます。ショッピングや観劇、コンサートなどに着ることができます。ただし、地紋のないものや落ち着いた地紋のものだと面白みがなく、悪い言い方をすると仲居さんのようになってしまうので、街着感覚で着る場合は大胆な地紋のものを選ぶようにしましょう。
紋ありは、準礼装として使用頻度の広い着物として一枚持っているととても重宝します。色無地といって一番最初に思い浮かぶ用途は、お茶席用の着物ですが、他には入学式、卒業式、結婚式、七五三など、控えめで落ち着いた印象の色無地は色々な場所に使うことができます。色無地としての用途は一般的には紋を付けて準礼装として着用するこちらの用途のほうが多いですね。
色無地のコーディネイト
礼装は自分を控え、相手をたてるという意味もあるので、色無地のコーディネイトはあくまでも品よく、落ち着いた雰囲気を心がけること。帯締めや帯揚げなどの小物などもあまり原色系を使わず、中間色の優しい色目を使うと品のいい、大人の女性の雰囲気を出すことができます。
ピンクの色無地に白地の唐織の袋帯で若々しさを演出。卒業式や、入学式に向いた春のコーディネイト心がけて・・・。
緑系の色無地に格調高い菊菱の柄の袋帯でゴージャスに。披露宴などにもピッタリのコーディネイトです。
【たんぽぽ会のご案内】
- 平成24年3月10日(土)~12日(月)
- かわちや店舗にて
今年で24回目を迎える春のたんぽぽ会。かわちやの中庭『霞中庵』にて喫茶コーナーを楽しんでいただいたり、いろいろなお着物をご覧いただきながら楽しんでいただく催しになっています。今回の一押しアイテムは色無地。百色そろう色のバリエーションをご覧ください。
出展品目
- 色無地、訪問着、小紋、
- 小千谷縮、小千谷紬、
- 袋帯、名古屋帯、
- かわちやの帯留コレクション、
- 霞中庵(かわちやオリジナルブランド)の草履(新作)など