毎日少しずつ暖かくなり、いよいよ春本番といった陽気になってきました。我が家に咲く桜もいっきに開花しました。
さて春は着物を着るには最適な季節です。美術館など着物を着てゆっくりと楽しみたいものですね。着物は高価なので、なるべく多くの季節に着られるものが便利ですが、かわちやでは帯留めや帯締め帯揚げ、履物など小物を使ってその季節しか楽しめないコーディネイトをご提案しています。
写真のコーディネイトはチェック柄の大島紬に名物裂の模様をあしらった名古屋帯です。これからの季節には青々とした若葉を連想させる淡い緑の名古屋帯、そして桜の色をイメージしたピンク系の帯締め帯揚げに、なんといっても桜の柄の帯留が今回のコーディネイトのポイントです。この帯留は九谷焼作家の越田秀平さん作の帯留で、小さいのに存在感があって、とっても魅力的な帯留です。
季節のモチーフを使う場合のポイントは、少しだけ季節を先どること。わかりやすく例をあげるなら、ひな祭りのお雛様のようなものです。3月3日より、早く飾るけど、その日を過ぎたら早めにしまいますよね。あまり季節外れのモチーフを付けていて野暮ったいなと思われないようにしたいものです。
桜のモチーフも日本の花なので、通年使えるといわれたりしますが、せっかく着物を着るのなら、季節を意識したコーディネイトを周りの方にオシャレだねと思わせたいですよね。やっぱり桜が咲くこの季節に使いたいものです。余談ですが、桜は日本の南と北では咲く時期に違いがあり、北海道では5月に桜が咲くようなので、北海道では桜は5月のモチーフということになるんですね。
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