朝晩が冷え込むようになり流石に秋だなと感じる今日この頃です。風邪をひきやすいのもこの季節です。体調管理を十分に気をつけてくださいね。でも、着物にとっては暑くもなく寒くもなく1年で一番いいシーズン。まさに
着物日和 です。みなさんはどんな場所に着物でお出かけされますか?観劇、会食、芸術の秋にちなんで美術館や博物館なんていうのもいいかもしれませんね。
さて、今日ご紹介するのは型絵染め作家森田麻里さんの名古屋帯。芸術の秋にぴったりの帯です。
紬地に鮮やかな黄色の地色、独特の可愛らしい配色でどちらかというとアートといった雰囲気ですね。
型絵染めとは通常、図案、型彫り、染めなど分業で行われている作業を、1人の作家さんが全てこなすという特徴があります。だからこそそれぞれの作家さん毎に個性があって本当に面白いです。作者森田麻里さんの作風は花をモチーフにすることが多く、可愛らしく穏やかなのが特徴。この名古屋帯もランタナという南米原産の可憐な花を鮮やかな配色で描いています。