12月の終わりに山形県米沢市、白鷹町を訪れてきました。3月のイベント『たんぽぽ会』で特集する白鷹お召の工房を訪ねたわけですが、今回はサイドストーリー中心にお話していこうと思います。山形県の置賜地方は米沢藩主上杉鷹山公が藩の財政を立て直すため養蚕と織物の奨励をしたことにより、今でも数多くの織物が存在する一大産地。
そして今回お邪魔した白鷹町は米沢藩の北の端になり、また上杉鷹山の鷹山(ようざん)は白鷹山からとったと言われるほど鷹山と縁の深い場所です。
さて、お話しておかなければならないのは、この米沢藩はわが町吉良とはとてもゆかりが深いということ。
吉良上野介が上杉家からお嫁さんをもらったり子供を養子に出したりと親戚に当たるわけですね。
そう聞くと不思議なものでなんとなく愛着がわいてきますが、現在でも吉良からは車で8時間半、新幹線を使っても6時間半ほどかかり、気軽に行ける距離でないことは身をもって実感しました。江戸時代にこの距離を考えると気が遠くなるほど遠い親戚ですね。
お正月に実家に帰ったかどうかは知りませんが、一度帰ったら、もう2度と帰りたくない距離ですね。
この続きは次の記事で書いていこうと思います。