三代目更勝さんの工房を訪ねて①のつづきです。
まだ読まれてない方はそちらからどうぞ!
約6メートルの長板に表裏に反物を貼っていきます。
工房の床は土間になっていて室内の湿度を調整するのでこれが一番なのだそうです。
小紋で平均30枚、多いものだと300枚近い型紙を使うそうです。
約40cmの型で12.5m繰り返すと1枚当たり約31回、型の枚数が30枚のもの30×31=930回 一反染めくのに型を移動させるわけです。300枚使うものだと、9300回繰り返すわけですから、気の遠くなる作業ですね 。
現在保有の型紙数は5000枚ほど。新たな柄を起こすと100万円以上かかってしまい、なかなか元を取るのが難しいので、保有の型紙の中から色を変えて現代にマッチさせているそうです。