少しずつ寒さが増してきました。12月に入り、街もクリスマスムードに満たされています。かわちやの店内でもクリスマスソングをかけています。
さて、先日名古屋市東区にあるラ・グランターブル・ドゥキタムラさんにランチに出かけて来ました。
この辺りは文化のみちと名付けられた地域で、江戸、明治、大正時代に作られた建築が数多く残る地域で、川上貞奴の邸宅『文化のみち二葉館』や輸出陶器商井元為三郎の邸宅『撞木館』が近くにあります。
玄関を入ると高級感あふれる応接があり、その奥に広々とした大ホールが広がっています。
席に着くと玉ねぎのキッシュ、
続いてバターナッツの南瓜のムースと蟹のジュレが本日のAmuseとして出てきます。Amuseは日本でいうところの突き出しのようなものですが、創作意欲の旺盛なフレンチシェフのセンスが試される最初の一品でもあります。
着物でお食事をする際に、フレンチにかかわらず共通することですが、袖が食器などに触ってしまってこぼしてしまったり、汚してしまうことがもないよう所作にも気を配ることがスマートにお食事をするコツです。
続いて前菜が2品、冷前菜と温前菜順番に運ばれてきます。
今回の温前菜は、ニュージーランド産の手長海老のグリル、伊勢湾産キスのフリチュール、高知産の茄子のアメリケーヌソースがけ。殻付きの海老をフォークとナイフで食べるのは、普段から慣れていない自分としましては、少し骨がおれましたが、茄子に絡まったアメリケーヌソースとの相性がよく美味しく頂けました。
魚料理は知多半島沖の鱸(すずき)のポワレ
フレンチを頂く際に、意外と自分の中で魚料理が鬼門で、中々おいしい一皿に出会えないのですが、
こちらの一皿はふっくりと焼き上げられた鱸とソースの相性と上にのせられている香草のアクセントが利いていておいしい一皿でした。
メイン料理は
メイン料理が終わると、デザートですが、まず、柿のジェラート
十三種類のケーキの中から好きなだけデザートを選ぶことができます。お食事自体も結構なボリュームなので、好きなだけといわれても、それ程食べれませんが、ついつい二つもオーダーしてしまいました。
今回のコーディネイトは時期が時期なのでクリスマスバージョンのコーディネイトです。
クリーム色のチェック柄の大島紬に名古屋帯はクリスマスの柄をあしらったもの。帯締め、帯揚げは温かみのある色合いを入れるため赤系統のもので暖かさと、クリスマス感を演出しています。
着物や帯を購入する際、どんな季節でも使えそうな柄を選んでおくと、利用幅が広がりますが、中・上級者の方は是非ともその季節しかできないコーディネイトで季節感を演出していくのも着物の楽しみの一つです。同じきもの・帯でも帯締帯揚げなどの小物の色使いひとつでも、雰囲気と季節感が変わりますので、是非とも試してみて下さい。
【ラ・グランターブルドゥキタムラ】
ジャンル フランス料理
料金
ランチコース(昼)
¥3,535(税・サ込 ¥4,200) 平日限定20食 前日までにご予約下さい。
¥4,630(税・サ込 ¥5,500) ¥7,155(税・サ込 ¥8,500)
¥8,418(税・サ込 ¥10,000) 前日までにご予約下さい。
ディナーコース(夜)
¥7,800(税・サ込 ¥9,266) 前日までにご予約下さい。
¥10,000(税・サ込 ¥11,880)
¥15,000(税・サ込 ¥17,820)
¥20,000(税・サ込 ¥23,760)
シェフお任せ特別コース ¥25,000(税・サ込 ¥29,700)
愛知県名古屋市東区主税町四丁目84番地
TEL.052-933-3900
営業時間
【昼】
11:30 ~ 15:00(13:30)
【夜】
17:30 ~ 22:00(20:30)