先日、刈谷市のイタリアンレストランLa Fonte(ラフォンテ)さんにランチに行ってきました。古民家を改装したイタリアンで、着物が似合いそうなお店なので、ずっと行ってみたかったのですが、やっと念願が叶いました。当店のブログで紹介しているお店は全部お気に入りのお店ではあるのですが、今回は特にお気に入りのお店となりました。
まず、ラフォンテさんに到着してお店の外観を見回してみると、古民家を改装した歴史を感じる佇まいの中に映えるタペストリーがおしゃれで、シェフのセンスの良さを入口から感じさせてくれます。
入口の建物を抜けると広々とした庭が広がります。
テーブルから望む庭の景色や室内のしつらえも落ち着きがありつつも、モダンで居心地のいいゆったりとした空間を演出しています。
もともと庄屋さんのお宅らしく、各部屋を仕切っているふすまを取り払うと大部屋になるので、パーティーなども行うことができるそうです。
さて、お食事の話に移ります。まず最初に口取りとして出てきたのが、マンゴーとプラティーナチーズ。写真が下手でどんな料理かわからなくて申し訳ないのですが、マンゴーとプラティーナチーズの上に生ハムが乗っています。マンゴーも完熟でおいしく、チーズや生ハムとの相性も良く、もうここから期待感が高まっていきます。
次に前菜がコーンスープとスイートコーンのフリットにフォアグラ。
エスプーマで泡立てられたコーンスープは、口当たりが新鮮。また、フォアグラもフランス産の新鮮なフォアグラを使っているということで、臭みもなくすごくおいしかったです。
2品目の前菜は東浦さん新玉ねぎのパンナコッタサラダ仕立て。ここまでの前菜を頂いて、さらにこの一皿を頂いたときに、今日は来てよかったと実感してしまいました。見た目もきれいだし、ほかに説明はいりませんね。おいしかった！の一言。
ここからは、メインになっていきます。お魚料理は三河産真コチのポワレ。上にのっている若鮎の苦みと濃厚なトマトのソースが食欲をそそります。
野菜のバーニャカウダ。写真ではわかりませんが、野菜の下にはオリジナルの調味料が隠されていて、味の変化が楽しめます。
メインのパスタはオマールエビにアスパラ、アクセントにからすみがかかっていて、ここまででもかなりのボリュームですが、おいしい料理というのは満腹をこえて食べれてしまう魔力があるので危険ですね。
メインディッシュはＡ5ランクの宮崎産黒毛和牛のフィレ肉のグリル。コース料理を頂くと、意外とメインでがっかりすることも多いのですが、マスタードのソースや三種類のソースが最後まで飽きさせず、ペロリと頂いてしまいました。お肉もやわらかくて最高の焼き加減でおいしかったです。
デザートも頂き、大満足のコースでした。三河にこんなおいしい店があるなんて嬉しくなってしまいます。最後にマネージャーさんとお話ししていると、シェフが西尾市出身ということをお聞きし、益々うれしい気持ちになりました。また、絶対に来ると思います。
シェフと西尾市を代表する画家の斉藤吾郎さんがお知り合いらしく、斉藤吾郎さんの絵も飾ってあります。
今回食事を頂いた、広間のほかに個室が何部屋かあります。この部屋を見て斉藤吾郎さんのファンの方はピンとくるかもしれませんね。
今回のお出かけしたのは6月28日でしたので、今回のコーディネイトは、夏の格子柄の紬に麻の帯、お着物が少し大人っぽい雰囲気なので、帯揚げに淡いピンク、帯締めはうすい鶯色のものを合わせてみました。着物の好みもあるでしょうけれど、普段、河内屋の若女将はどちらかというと「たれもの」系のほうが似合うのですが、地色の濃い今回のような紬の着物の着た時、あまり帯締め帯揚げも落ち着いた色を選ぶと老けた印象になりがちなので、少しきれい目の色で「たれもの」のような少し華やかさを入れてみました。
麻や自然布などの天然素材の帯は、ざっくりとした雰囲気でこの季節にしか着ることのできないので、是非とも積極的に着て出かけたいですね。着てる本人は夏だから当然暑いかもしれませんが、夏の着物は見るものを涼しくさせてくれるので、究極の夏のおしゃれです。
【Ｌａ Ｆｏｎｔｅ（ラフォンテ）】
ジャンル イタリア料理
料金
ランチコース（昼）
￥5,000（税抜き）
￥8,000（税抜き）
￥10,000（税抜き）
ディナーコース（夜）
￥6,800（税抜き）
￥8,000（税抜き）
￥10,000（税抜き）
￥12,000（税抜き）
愛知県刈谷市小山町１－３０６
TEL．0566-28-3903
定休日
ランチは金曜日・土曜日・日曜日・祝日のみ営業です。
※平日ランチは6名様以上のご予約にて営業。
営業時間
【昼】
11:30 ～ 15:00（13:30）
【夜】
17:30 ～ 22:00（21:00）
