先日、伊勢市の『料理酒屋 兼言(かねごと)』さんでお昼を頂いてきました。
実を言いますと、2週間ほど前に伺う予定でしたが、台風が近づいていたということもあり、今回のこの日に延期したので、余計に期待が高まります。
兼言さんを知ったのは、2019ミシュランガイド愛知、岐阜、三重 特別版。ミシュランプレートとしてこちらに掲載されたお店。
料理酒屋という名前の通りお酒のメニューも豊富なのが売りのようですが、残念ながらお酒が全く飲めず、お酒が飲めたら人生もう少し楽しいだろうなと感じる今日この頃です。
お店に入って通されたお部屋は上品で落ち着きのある空間。
そしてお部屋に入って間もなく生きた伊勢海老が運ばれてきました。さすがは伊勢市のお店だけあって新鮮な伊勢海老を頂くことができます。
まず、前肴に出されたのはサメやウツボの唐揚げなどあまり食したことのない食材や栗など秋の季節感を取り入れられており、改めて和食の魅力を再確認しました。
兼言さんの食材は伊勢湾で取れた地のものが多く、やっぱり、ここでしか食べられない食材を、頂くのは贅沢なことですよね。西尾市からは高速を使っても2時間半かかるので、少し遠いのですが、わざわざ訪れるだけの価値があります。
続いてハモと松茸の碗もの。優しいお味のお出しと松茸の香りが胃袋に染み入ります。
お造りで先ほど見せて頂いた伊勢海老が登場しました。左からマグロの赤身、大トロ、伊勢海老、カワハギ、そしてカワハギの肝。
続いて相肴は太刀魚、マイタケなどの揚げ物。
口替え。器もおしゃれで、口の中をさっぱりとさせてくれます。
強肴、松坂牛のすき焼き風の一品。甘味のあるやわらかな松坂牛が結構なボリュームで入っていますが、あっさりと食べれてしまいました。
お食事はワタリガニの雑炊。上品な味で、自家製のお漬物と一緒においしくいただきました。
最後にデザートの豆乳のプリンも美味しかったです。今回頂いたのはおまかせコース。基本的には完全予約制のようなのでふらっと立ち寄ることはできませんが、伊勢に行く際にはまた訪れて、もう少し上のお料理を頂いてみたいと思います。美味しかったです。
させ今回のコーデネイトは、和食を頂くということで、少しシボ感のある紬に季節感のあるもみじの名古屋帯、そして帯締め帯揚げは赤系の帯締め帯揚げで地味目の着物と帯に華やかさをプラスしています。季節感のない帯は1年通じて使いやすいですが、この季節しか使えないコーディネイトは着物ならではの楽しみでもあります。
【料理酒屋 伊勢 兼言(かねごと)】(2019年11月現在)
ジャンル 日本料理
料金
おまかせ会席 5,000~20,000円
お祝いコース 13,000円~
伊勢志摩松坂コース 15,000円~
伊勢海老づくしコース 12,000円~
鮑づくしコース12,000円~
- 三重県伊勢市宮後1-1-24丸栄ビル1階
- JR参宮線「伊勢市駅」より徒歩約5分
TEL.0596-65-6165
定休日:不定休
営業時間
【昼】11時~15時 完全予約制
(L.O. 14時)
【夜】17時30分~23時
(L.O. 22時)